平成28年度高圧ガスボンベ利用者安全講習会を開催しました。

 平成28年11月24日(木)15時15分から、1H101講義室において、平成28年度高圧ガスボンベ利用者安全講習会を開催しました。

 本講習会は、高圧ガスを使用して実験等を行う教職員及び学生を対象に、平成22年度から開かれているもので、今年度は、株式会社巴商会環境安全部の七尾和夫氏を講師に招き、「高圧ガスボンベの取扱いと最近の事故事例についてー知って安全ガスの危険性―」と題して講習が行われました。

 リスク・安全管理課長から、開会の挨拶と講師の紹介があったのち、七尾講師から、高圧ガスの定義や種類、容器の取扱い等の基礎知識について説明が行われました。
 また、ボンベの破裂事故、酸素欠乏症の発生等の事例紹介や、高圧ガス取扱い時の災害を防ぐためにはどんな点に注意したらよいかについて、受講者との対話形式を取り入れて講話が進められました。

 高圧弁を操作する時は、バルブを右手で操作する習慣をつけることで安全性が増すことについて、受講者も実際に体感しながら説明が行われました。人は、とっさの操作時に、外向きに手を回しやすい本能があることから、常に右手で操作することを心がけていれば、焦りからバルブを誤って開いてしまうことを防ぐことができるため、事故が起こりにくくなるそうです(右手の法則)。

 当日はあいにくの雪模様でしたが、悪天候にもかかわらず、学内各所より高圧ガス管理責任者を始めとする教職員36名、学群及び大学院の学生82名 計118名と、多くの参加があり、説明後には活発な質疑応答も行われ、有意義な講習会となりました。

 受講者と対話しながら説明する七尾講師
「右手の法則」について学ぶ受講者

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