突然襲ってくる地震や火災などの災害は、人々の心に何度も痛ましい記憶を刻みつけてきました。平成23年3月の東日本大震災、平成27年9月の関東・東北豪雨、平成28年4月の熊本県を中心とした大地震など、自然災害の多い我が国において、命を守るために一人一人が日頃から防災意識を高めていくことは重要です。
「自分だけは大丈夫」「自分たちの周囲は大丈夫」と思っていると、いざ災害が起こった時、どうしたら良いかわからず混乱したりパニックを起こしたり、被害を拡大させることにも繋がりかねません。
災害が発生した時、慌てることなく適切な行動がとれるよう、避難訓練を実施したり、日常的に設備機器の点検をしたり、消火器具の特性や取扱いを理解していることなどが求められています。
本学では、大規模地震発生直後の学生と教職員の安全確保、災害対応体制の確認及び対処能力の向上を目指して、毎年防災訓練を実施しています。
訓練項目 | 訓練内容 |
地震発生時の行動訓練 |
災害発生時、机の下に身を隠すなど、自分の身の安全を確保する。火気設備器具の近くにいる者は、火を消す。ドア近くにいる者はドアを開け、避難経路を確保する。 |
避難誘導訓練 |
揺れが収まったのを見計らい、避難経路の安全を確認し、最寄りの屋外避難場所へ速やかに避難する。特に、障害のある者を優先し、手助けをしながら避難する。 |
初期消火訓練 |
消防署員の指導の下、訓練用水消火器による初期消火訓練を行う。 |
負傷者搬送訓練 |
地震によりケガをした負傷者を、担架を利用したり背負うなどして避難場所へ搬送する。 |
災害対策本部の設置 |
学長及び部局等の長の指揮・命令の下、全学災害対策本部及び部局災害対策本部をそれぞれ設置する。 |
連絡体制訓練 |
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エアーテント設置訓練 |
防災用備蓄倉庫に保管してある負傷者救護用のエアーテントを設置する。 |
その他 |
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学内の各エリアには防災倉庫を設置しています。それぞれには設置場所を考慮した備蓄品を用意しています。
本学では、大規模地震などの災害が発生した時、または発生するおそれがある場合に、その危険から逃れるために避難する場所として、学内25箇所を「屋外避難場所」に指定しています。
また、屋外避難が長期にわたると思われる場合、雨天や夜間になるなど屋内避難が適当であると思われる場合の避難場所として、学内9箇所を「屋内避難場所」に指定しています。
災害が起きたときに備え、近くの避難先を確認しておきましょう。
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災害発生時には、、以下のページで大学からの情報を発信しておりますので、非常時には必ずチェックしてください。