屋内消火栓の使い方

万が一火災が発生した時、火災を延焼拡大させないためには、出火後できるかぎり早く的確に消火することが必要です。

屋内消火栓は、消火器で消えないような大きな火災で使用する消火設備です。建物内の廊下などに設置されています。いざという時のために日頃からの点検と管理が欠かせません。「使い方を知らなかった」「使い方が悪かった」とせっかくの設備が役に立たないことのないよう、使い方を知っておいてください。

 

屋内消火栓の種類・使い方

(1)1号消火栓

原則として、2人以上で操作します。

 

  (使い方)

① 起動ボタンを押す。(火災報知機の非常ボタン)

 ※ベルが鳴動し表示灯が点滅してポンプの始動を知らせます。

② 消火栓の扉を開き、ノズルをしっかり握り現場までホースを延ばす。ホースはすべて延ばすこと。

③ バルブを全開に開き、消火を行う。

 ※放水の反動力は大きいので、放水中はホースを手放さないこと。

 

(2)易操作性1号消火栓、2号消火栓

1人で操作できます。

 

  (使い方)

① 火災報知機の非常ボタンを押す。

② 消火栓の扉を開き、ノズルを持ち、バルブを回す。

 ※バルブの開放やホースの取り出しによりポンプが始動します。

③ 火元の近くまでホースを延ばす。

④ ノズルを開き、消火を行う。

 

参考

東京消防庁電子学習室「屋内消火栓設備」

 

 

PAGE TOP