化学物質のリスクアセスメント

化学物質は、私たちの暮らしの様々な場面で使用されており、便利で快適な生活を送るために欠かせないものである反面、ヒトの健康に害を与えるものがあることも指摘されています。

2012(平成24)年、大阪の印刷会社において、1,2-ジクロロプロパンを含む溶剤により胆管がんが発生したことを受けて、国は、労働安全衛生法の一部を改正し、化学物質のうち、安全データシート(SDS:Safety Data Sheet)の交付対象である640*物質を取り扱うすべての事業場に対して、危険性又は有害性の調査等(=リスクアセスメント)を行うことを義務づけました(2016年6月1日施行)。(*2018年3月1日現在では673物質です。)

 

改正労働安全衛生法では、リスクアセスメントを行う時期は、

  1. 新しく化学物質を使用するとき
  2. 使用していた化学物質の使用法を変更するとき
  3. 化学物質の危険性・有害性の知見が変更されたとき

としています。

 

リスクアセスメントの一般的な流れと活用方法

化学物質のリスクアセスメントは次のような手順で行われます。

  1. すべての職場において、取り扱われる化学物質及び作業方法を洗い出し、
  2. 安全データシート等により、その化学物質にどんな危険性・有害性があるかを確認し、
  3. 使用量や取扱方法によってどのような労働災害が発生するおそれがあるかを見積もり、
  4. 発生した場合の負傷・疾病等の重篤度や発生する可能性の度合いを評価し、
  5. その結果を踏まえて労働者の化学物質へのばく露防止のために必要な措置を検討する。
    そして、リスクアセスメントの結果を踏まえ、
  6. 労働安全衛生法令に講ずべき措置が定められている場合は、該当する措置を講じ、
  7. そうでない場合は、リスクレベルが高いものから優先的に必要な措置を講じ、
  8. リスク低減措置を講じた結果を記録するとともに、低減措置後のリスクを再検討する。
ansi kiken

以上の流れを繰り返すことによって、より安全で健康的な職場環境の形成を目指します。

 

本学でも、様々な教育研究の場面で化学物質が使われていることから、
筑波大学におけるリスクアセスメントの進め方[学内専用]を参考に、
各実験室において計画的に実施してください。

 

<参考サイト>

 

 

お知らせ

2020.12.18| 化学物質管理及び薬品・実験廃棄物管理研修会について

2020.07.01| Notice on the holding of laboratory waste management training workshop on demand for students

2020.06.26| 毒物及び劇物指定令の一部を改正する政令について[通知]

2020.06.26| 学生のための実験廃棄物管理研修会オンデマンド開催のお知らせ

2020.06.23| 「筑波大学廃棄物取扱いの手引き」の更新について

2020.06.08| 実験系廃棄物は通常どおり回収しております。

2020.05.01| 令和2年度薬品・実験廃棄物管理研修会(オンデマンド開催予定)について[学内専用]

2019.12.19| 化学物質管理及び薬品・実験廃棄物管理研修会 資料掲載等について

2019.12.09| 令和元年度 化学物質管理及び薬品・実験廃棄物管理研修会 / 水質汚濁防止法に係る特定施設に関する説明会の開催について

2019.11.06| 英語による薬品・実験廃棄物管理研修会を10月24日に開催しました。

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