環境・安全管理

安全な職場づくりに向けて(労働安全衛生法関係)

筑波大学は、2004年(平成16年)4月の国立大学法人化とともに、労働安全衛生法が適用される職場となりました。

労働安全衛生法は、職場における労働者の安全と健康を確保するとともに、快適な職場環境の形成を促進することを目的とした法律です。この法律の規定に沿った筑波大学の体制や取組についてご紹介します。

 

筑波大学安全衛生管理体制 職場巡視 見える安全活動

 

排水処理

本学の排水系は、生活系排水と実験系排水の2系統に分かれています。いずれの排水も最終的には公共下水道に排出されることから、下水道法、水質汚濁防止法、つくば市下水道条例等の法令によって、環境に配慮した利用と排出基準の厳格さが求められています。

 

また、大学及びその附属試験研究機関に設置される洗浄施設は、水質汚濁防止法の「特定施設」に該当することから、実験流しの新設や移動を行う場合には、県や市への届出(工事開始の60日前まで)が必要となります。計画がある場合は、事前にリスク・安全管理課までお知らせください。

詳細についてはこちらをご覧ください。 → 水質汚濁防止法への対応について

 

大学が、環境保全に率先して努めることは当然の責務であり、さらに、規制や基準を逸脱する行為は、教育研究活動の停止を招きかねません。そのため、以下に示す排水処理に関する正しい知識を身に付け、実験などを行う際には常に念頭に置いて処理されるようお願いします。

 

生活系排水

 

実験系排水

 

~注意を促すため、各実験室等の流しにはステッカーを貼っておきましょう。~

 

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モニター槽及び排水処理施設

実験流しからの排水は、学内65ヶ所に設置されているモニター槽を経由して、中地区又は医学地区の実験系希薄洗浄排水処理施設に集められます。

中地区排水処理施設に集められた排水は、中水化処理が行われ、トイレの流し水、実験用冷却水、屋外の散水などに再利用されています。

医学地区の排水は、BOD(生物化学的酸素要求量)値が高いため、貯留中に腐敗しやすいことや数量が少ないことから再利用はせず、中水処理を行った後に公共下水道に放流しています。
 

<中地区実験廃水処理の概念図>

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局所排気装置の届出と点検

局所排気装置(ドラフトチャンバー等)は、教職員や学生の有害物質による健康障害を防止するため、有機溶剤や特定化学物質を使用する実験室等に設置されています。

装置を設置することによって、有害物質から発生したガスや蒸気が、フード→吸引ダクト→空気清浄装置→ファン(排風機)→排気ダクト→排気口を通って大気中に排出されます。

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設置、移転、変更届

労働安全衛生法により、局所排気装置を設置、移転、変更(主要構造部分)する場合は、工事開始の30日前までに労働基準監督署に届け出ることが義務付けられています。

届け出が必要となる事案が発生した場合は、工事開始の40日前までに必要書類を提出してください。

 

そのほか、労働基準監督署に届出が必要なものとしては、放射線装置、クレーン装置、第一種圧力容器、ボイラーなどがあります。(労働安全衛生規則別表7を参照)

 設置計画の届出が必要な機械等

 

<局所排気装置の設置、移転、変更届出書類一式>

1 機械等設置・移転・変更届(様式第20号) 「種類等」は主に使用する物質名、「取扱量」は㎏/月等の単位で記入してください。記載内容で不明な点は環境安全管理課にお問い合わせください。
2 局所排気装置摘要書
(様式第25号)
販売業者等に作成を依頼してください。
「局所排気を行うべき物質の名称」は①の種類等と同じ物質を記載してください。
3 局所排気装置計算書 販売業者等に作成を依頼してください。
4 排気系統図 販売業者等に作成を依頼してください。
5 排気ファンの製品図面 販売業者等に作成を依頼してください。
6 排気ファンの予想性能曲線図(選定書) 販売業者等に作成を依頼してください。
7 局所排気装置の製品図面 販売業者等に作成を依頼してください。
8 局所排気装置設置予定場所(レイアウト) 装置を設置する研究室のレイアウト図
9 建物配置図(周辺図) 地区の全体図に建物表示、フロアの平面図

 

また、大学及びその附属試験研究機関に設置される洗浄施設は、水質汚濁防止法の「特定施設」に該当することから、局所排気装置の新設や移動を行う場合には、県や市への届出(工事開始の60日前まで)が必要となります。

詳細についてはこちらをご覧ください。 → 水質汚濁防止法への対応について

 

 

点検・検査

設置した局所排気装置は、予防保全の観点から、故障や不具合が生じないような保守管理が必要です。

有機溶剤や特定化学物質を取り扱う研究室等においては、作業主任者を選任し、その職務として、1月を超えない期間ごとに点検することとされています。また、特定化学物質障害予防規則等により、1年以内ごとに1回の定期自主検査を行い、その記録を3年間保存しなければならないとされています。

局所排気装置を設置している研究室は、月に1回の自主点検と年に1回の自主検査の実施をお願いします。

点検・検査を行うにあたっては、次の記録票をご利用ください。職場巡視で求められた場合は、すぐに提示できるよう整備しておいてください。

 

局所排気装置定期自主点検記録票(月に1回)(様式一覧のページへ)※学内専用

局所排気装置定期自主検査記録票(年に1回)(様式一覧のページへ)※学内専用

 

フードの開口面風速を測定するための「熱線式風速計」を貸出用に用意しています。自主検査の際に利用を希望される場合は、リスク・安全管理課までご連絡ください。 kan24fuusokukei

 

定期自主検査者養成講習会の開催

年に1回の自主検査を行うことのできる「定期自主検査者」を養成するため、毎年、検査者として必要な知識と技術を教える講習会を開催しています。本講習会は、大学院共通科目「環境安全マイスター養成講座」の講義の一部に位置づけていることから、希望する学内の教職員や学外の国立機関職員は、本学大学院生と一緒に楽しく学ぶことができます。

また、受講可能な時間帯に合わせて、1日半の「EHSマイスターコース」、1日の「アドバンストコース」、半日の「速修コース」の3つのコースを用意しており、講習会終了後にはそれぞれに修了証書を交付しています。

 

参考:平成27年度局所排気装置等定期自主検査者養成講習会を開催

 

水質汚濁防止法への対応

水質汚濁防止法は、工場・事業場が排出する水や地下に浸透する水に対しての規制を設け、公共用水域及び地下水の汚濁を防止するための法律です。昭和45年に水質保全法と工場排水規正法を一本化してできた法律ですが、平成24年6月、事業場が原因と思われる地下水汚染事例が頻発したことを受けて、大きな改正が行われました。

その内容は、有害物質を使用する施設の事前届出を行うことや配水管等の点検が義務付けられるなど、環境と健康に配慮した厳格な取扱いが求められるものとなっています。

 

大学に設置される洗浄施設(実験流し、ドラフトチャンバー、スクラバー等)は、水質汚濁防止法施行令第1条(別表第1、71の2)及び水質汚濁防止法施行規則第1条の2第2号により「特定施設」に該当しますので、新たに設置したり、移動や廃止を行う時には、県や市への届出が必要となります。

また、次に示す有害物質使用の研究室に設置されている洗浄施設は、定期的な点検を行わなければなりません。

届出と点検の詳細については、本サイト内の水質汚濁防止法に基づく届出と点検をご覧ください。

 

有害物質(水質汚濁防止法施行令第2条)

1 カドミウム及びその化合物 15 シス-1,2-ジクロロエチレン
2 シアン化合物 16 1,1,1-トリクロロエタン
3 有機燐化合物(パラチオン、メチルパラチオン、メチルジメトン及びEPNに限る。) 17 1,1,2-トリクロロエタン
4 鉛及びその化合物 18 1,3-ジクロロプロペン
5 六価クロム化合物 19 チウラム
6 砒素及びその化合物 20 シマジン
7 水銀及びアルキル水銀その他の水銀化合物 21 チオベンカルブ
8 ポリ塩化ビフェニル 22 ベンゼン
9 トリクロロエチレン 23 セレン及びその化合物
10 テトラクロロエチレン 24 ほう素及びその化合物
11 ジクロロメタン 25 ふっ素及びその化合物
12 四塩化炭素 26 アンモニア、アンモニウム化合物、亜硝酸化合物及び硝酸化合物
13 1,2-ジクロロエタン 27 塩化ビニルモノマー
14 1,1-ジクロロエチレン 28 1,4-ジオキサン

 

環境報告書

2005年(平成17年)4月、通称「環境配慮促進法」の施行により、国立大学法人も特定事業者と位置付けられて、環境報告書の公表が義務付けられました。以降、本学でも毎年、総務課、広報室、施設部とともに環境報告書の作成に取り組み、様々な環境配慮活動を社会に発信しています。

 

 

 

お知らせ

2017.07.06| 平成29年度高圧ガスボンベ利用者安全講習会を開催しました。

2017.06.29| 平成29年度高圧ガスボンベ利用者安全講習会を7月4日(火)に開催します。

2017.06.05| 化学物質のリスクアセスメント(兼作業環境測定)に係る基礎調査及び実施について

2017.04.19| 作業主任者等に追加・変更があればお知らせください。

2016.11.25| 平成28年度高圧ガスボンベ利用者安全講習会を開催しました。

2016.11.16| How to report your safety through the University of Tsukuba Safety Reporting WEB System.

2016.10.24| 平成28年度高圧ガスボンベ利用者安全講習会を11月24日(木)に開催します。

2015.09.03| 局所排気装置等定期自主検査者養成講習会を開催しました。(27.9.3)

2015.07.15| 高圧ガス利用者安全講習会を開催しました。(27.7.15)

2014.10.31| 平成 26 年度救命講習会を実施しました

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